「思うように弾けない。」
楽器を学んでいると、誰もが一度はそんな壁にぶつかります。
世界的ピアニストのレオン・フライシャーも、その一人でした。
若くして世界最高峰のピアニストとして活躍していた彼は、30代で右手に局所性ジストニアを発症し、思うように演奏できなくなります。
しかし、彼はそこで音楽を諦めませんでした。
左手のために書かれた作品を演奏し続け、指揮や後進の指導にも力を注ぎ、多くの優れた音楽家を育てました。そして長い年月をかけた治療と努力の末、再び両手で演奏できるようになったのです。
レオン・フライシャーの人生から学べることは、「できないこと」に目を向けるのではなく、「今できること」を積み重ねる大切さではないでしょうか。
レッスンでも、すぐに弾けない曲や難しいテクニックに出会うことがあります。しかし、一歩ずつ積み重ねた練習は必ず力になります。
音楽の上達に近道はありません。それでも、毎日の小さな積み重ねが、いつか大きな成長につながります。
レオン・フライシャーの歩みは、音楽は単に上手に演奏することだけではなく、困難に向き合いながら成長し続ける営みであることを教えてくれます。
いわさきムジークシューレでも、生徒さん一人ひとりのペースを大切にしながら、「できた!」という喜びを積み重ねられるレッスンを心がけています。



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